外注する際の注意点(1)制作会社編

ホームページ制作会社に依頼する場合の注意点です。
良いパートナーとなってくれる制作会社と巡り合えるといいですね。

制作料金での比較は難しい。

料金表をサイトで表示していない制作会社は多いのですが、これはサイト制作の性質上仕方ないことです
同じサイズの1ページをデザインするにしても、画像を多く使うデザインとテキストばかりのデザインでは作業時間が変わります。
売り上げをあげることまで制作会社に求めるのであれば、分析やライティングの作業料金がかかります。
サイトを作っているうちに、「クリックするとふわっと画像が浮かび上がるようにしたい」という要望が出てくるかもしれません。そうするとまた料金がかかるでしょう。
「デザインだけ」の金額と、「企画や設計も含めたデザイン」の金額はまた変わってきます。私はサイトの企画から運用まですべて請け負う場合と、制作会社様からデザインのみ請け負う場合がありますが、同じデザインでも後者の方がいただく料金が安くなります。なぜなら、私は制作会社様からいただくコンセプトやワイヤーフレームを元にデザインすることに専念できるからです。

サイトの目的によって料金は変動します。
個人で請け負っている場合は作業にかかる時間をだいたい把握できますし、大規模なサイトを作ることはあまりないので、目安くらいは出すことができます。しかし、制作会社は複数の人がサイトにかかわるわけですし、ページ数の多い技術を駆使したサイトを作ることも多いでしょう。後々トラブルにならないように固定料金を表示しないのは仕方のないことだと思います。

ホームページ制作会社の場合、「料金表がない=あやしい」ということでは必ずしもありません。
料金の高い安いだけで制作会社を決めるのは危険です。「安物買いの銭失い」にならないように。この失敗をする人は結構多いのです。

ホームページの制作料金は高いとよく聞くのですが、このサイトを読んで制作の流れを知っていただければ、きちんとしたサイトを作るためにどれだけ手間がかかるのか、ご理解いただけると思います。

契約を結ぶまでに話をしっかり聞いてくれるかどうかがポイント。

きちんとした制作会社であれば、問い合わせをした後にしっかりとヒアリングをして、そのヒアリングに基づいた提案と見積もりを出してくれるはずです。
ヒアリングは、当サイトで説明した「コンセプトシートの作成」に該当します。

ホームページ制作会社に限らず、SEO業者、コンサル会社、etc…ターゲットの興味をひくサイトを作る知識や技術をもっています。ですから、その会社のサイトを見ただけでは、それが真実なのかどうか判断するのは難しいのです。
とりあえず気になった会社があれば問い合わせをしてください。それからの対応がカギです。あなたの希望をしっかりと聞いて納得のいく提案をしてくれる会社を選んでください。

どんな技術にも、メリットとデメリットがあります。ウェブに限らず、自社サービスのデメリットは言いたくないものです。
例えば、後で説明する「ワードプレスやムーバブルタイプを使ったサイト」は、HTMLを知らなくてもブログ感覚で更新できるというメリットがあります。しかし、更新を想定していない箇所は普通に作ったサイトよりも変更が難しくなる、というデメリットもあります。(ワードプレスやムーバブルタイプについては、【外注する際の注意点(4)注意してほしいサービス】で説明します)
分からないところや納得いかないところがあれば、聞くのを恥ずかしがらず確認することが大事です。そこで馬鹿にしたような態度をとったり、いい加減な説明しかしてくれない業者であればやめておきましょう。

サイトを公開した後の更新をどうしたいのか、最初に希望を伝える。

サイトは公開後に修正や更新が出ます。
自分で行いたいのか、それとも制作会社に公開後の管理もまかせたいのか、先に希望を伝えましょう。
自分で行うか制作会社に任せるかによって、サイトの作りも変わってくるからです。

サイト公開後に、「このサイトはお宅では管理できませんから、毎月更新管理費をいただきますね~」「え?聞いてないよ!」なんてことにならないように!

サイト公開後の更新やフォロー体制、その時にかかる金額について先に確認しておきましょう。

自分で更新できるものなのか?と聞かれると、スキルとやる気次第になるので、答えに困るところです。
2006~7年頃までは、プロが作ったものも素人が作ったものもそれほど変わりがないように思いましたが、フルCSSレイアウトが主流になり、サイトの制作に色々な技術がもちこまれたり、方法論が確立してく中で、サイト制作は敷居が高いものになってしまいました。
サイトのデザインをガラッと変えるといったCSSの変更まで含むサイトの改造は難しいと思います。
テキストの修正、表の列を増やす、リンクを増やす、といったHTML上での更新や修正でしたら、HTMLの基本を押さえてもらうと、コーディング次第でなんとか更新は可能です。もしくは、更新の多い部分だけCGIを使ったりCMSと呼ばれるものを組み込んだりもできます。
予算があるなら、ワードプレスやムーバブルタイプをすすめられるかもしれません。

制作会社に頼りすぎない。

サイト公開後に更新管理を制作会社に頼むにしても、パスワードやIDの管理などは自社でしっかりと行ってください。
制作会社がドロンしちゃってサイトの管理ができなくなった!という話、よくあることです。

通販サイトは特にそうなのですが、制作会社に頼ってばかりでなく、自社で売り上げをあげるための努力をしてください。
サイトが良いだけではだめですよ】でも言いましたが、サイトの内容が良いだけで売れるわけではありません。企画や広告、商品(サービス)そのものも良くなければ売り上げには繋がりません。
制作会社ができるのはほんの一部です。
もっとあれしたらいいのにと口を挟みたくてもできないこともあります。なんとかしたいと思っても注文者側にもやる気がなくては、どうしようもできないのです。

この画像は目安程度に。

下の画像を見たことがあるでしょうか?
これは、HTMLの文法がW3Cという団体が決めた規格に準拠しているものに表示されるバナーです。
アクセシビリティの面で良いとか、検索エンジンと相性が良いとか言われています。

Valid XHTML 1.0 Transitional

このチェックに通ったからすごいということはありません。なんじゃこりゃというHTMLなのに、小細工してチェックに合格しているサイトを見たこともあります。
目安程度にしておいてください。